3歳牝馬の注目重賞といえばローズステークスですね。
変則開催のため今年も中京競馬場で開催されますが、このページでは出走予定馬の中で特に注目すべき馬の詳細や予想オッズを案内します。
画像:JRAサイトより引用
2022年のローズステークスの詳細について
通常はローズステークスは阪神競馬場で開催されていますが、2020年と2021年は中京開催です。
1番人気の馬が勝つ事が少なくなり、ここ5年で1番人気で勝利したのはGI馬のダノンファンタジーのみです。
ちなみに中京開催の2020年は3連単が113万馬券となり、かなり荒れました。
現時点での出走予定馬の中には、無敗でなおかつサリオス、サラキアの妹でもあるサリエラがいます。
他の出走予定馬を見渡すと、恐らく1番人気になるでしょうし、この馬がいるため注目度も格段に上がりそうです。
他にもクラシック出走組も強豪ですし、上がり馬からも目が離せません。
2022年のローズステークスの出走予定馬
予想オッズを計算し、人気がありそうな出走予定馬の順に紹介します。
サリエラ
予想オッズ:2.7倍
サリエラ (Saliera)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。[…]
昨年11月の新馬戦を楽勝し、半年以上空いた1勝クラスでは出遅れながら勝利しています。
レースレベル自体はそれほど高かったわけではありませんが、久しぶりのレースでこのパフォーマンスはやはり凄まじいです。
姉のサラキアはローズステークスで2着になっています。
サラキアは秋の府中牝馬Sを制し、兄のサリオスは同じく秋の毎日王冠を勝っています。
ということは、サリエラが9月後半の重賞を勝っても何ら不思議ではありません。
アートハウス
予想オッズ:4.0倍
アートハウス (Art House)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。[…]
残念桜花賞の忘れな草賞を勝ち、オークスでは2番人気に推された馬です。
中内田厩舎・川田騎手というゴールデンコンビで挑んだ馬だけあり、かなり期待されているはずです。
母は2016年の秋華賞2着のパールコードということもあり、この時期に強そうですね。
ピンハイ
予想オッズ:4.2倍
ピンハイ (Pin High)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。[…]
デビュー戦は人気薄ながら勝利し、次走のチューリップ賞では単勝229.8倍という超人気薄で2着。
その後も超人気薄の状況が続きますが、桜花賞では5着、オークスは4着に入っています。
ローズステークスでも鞍上が高倉騎手であれば人気薄となる可能性もあるので狙い目ですね。
セントカメリア
予想オッズ:9.2倍
セントカメリア (Saint Camellia)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。[…]
3月に未勝利戦を制し、3歳馬限定の1勝クラスを勝ち、夏には新潟で行われた2勝クラスの月岡温泉特別で2着に入っています。
その時優勝したラーグルフは、昨年の3歳GIの3着馬です。
ノリに乗っているモーリス産駒ということもあって、3強に次ぐ人気を得るかもしれません。
メモリーレゾン
予想オッズ:12.3倍
メモリーレゾン (Memory Raison)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。[…]
4月の1勝クラスと6月の2勝クラスを連勝し、勢いに乗っています。
デビュー戦と2戦目は出遅れましたが、ここ3走は出遅れていないので、安定した走りが見られそうです。
父がオルフェーヴルで、母父がノボジャックという少々マニアックな血統なので、コアなファンも多いでしょう。
ラリュエル
予想オッズ:14.2倍
ラリュエル (La Ruelle)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。[…]
重賞では馬券圏内に入れていませんが、前走の都井岬特別では、今回ローズSに出走予定のエグランタインにも見事勝利しています。
ディープインパクト×母父キングカメハメハなので、実績以上の人気になりそうですね。
↑で紹介した馬以外にも、現時点での出走予定馬は下記の通りです。
エグランタイン
ヴァンルーラー
パーソナルハイ
ロマンシングブルー
過去10年のローズステークス勝ち馬を振り返る
年 | 馬名 |
2021年 | アンドヴァラナウト |
2020年 | リアアメリア |
2019年 | ダノンファンタジー |
2018年 | カンタービレ |
2017年 | ラビットラン |
2016年 | シンハライト |
2015年 | タッチングスピーチ |
2014年 | ヌーヴォレコルト |
2013年 | デニムアンドルビー |
2012年 | ジェンティルドンナ |
以前はローズステークス後にGIを勝利する馬がたくさんいましたが、最近はいません。
ダノンファンタジーのように重賞を勝つ馬はいますが…
紫苑Sが重賞になり状況が変わってきたのかもしれませんね。
まとめ
基本的には堅い決着となりやすいローズSですが、今年も中京競馬場で開催されます。
そのため過去のデータはそれほどあてになりません。
桜花賞やオークスに出走していた馬か、それとも夏の上がり馬か…どちらを選ぶかが非常に重要な一戦です。